庭木の健康を保つ!透かし剪定について解説
前回は剪定の概要について紹介しました。
今回は、剪定のひとつである「透かし剪定」について紹介していきます。
透かし剪定とは
透かし剪定は、いくつかある剪定の中で最も基本的な剪定方法です。
樹形を乱す不要な枝を切り落とし、見た目を整えていきます。
強剪定(大透かし)と弱剪定(小透かし)で切る目的や枝、範囲が異なります。
透かし剪定が必要な場面
木の形をコントロールしたい場合は「強剪定(透かし剪定)」が必要になります。
強剪定により、樹形や枝の伸びる方向をコントロールしていきます。
一方、日当たりや風通しをよくしたい場合は「弱剪定(小透かし)」を行います。
庭木の成長とともに枝も伸びたり数が増えたりするのですが、その中に不要な枝も生えてきます。これが不要枝(ふようし)です。
不要枝をそのままにしておくと、庭木全体への栄養が行き届かなくなったり、太陽光を充分に吸収できず生育が悪くなってしまいます。
また、枝が増えることで風通しが悪くなり、病害虫の発生の原因にもなります。
弱剪定をすることで木の健康を保つことが可能です。
大切な庭木を長く楽しむためには、透かし剪定が欠かせません。
透かし剪定のやり方
①仕上がりのイメージを作る
木から少し離れて全体を観察し、どんな形にしたいかイメージを考えます。
日当たりや風通しが悪い場所も把握しておきます。
②不要枝を切り取る
剪定後のイメージができたら、不要枝を切り取っていきます。
樹形のバランスを整えるため、上の枝から剪定することが必要です。
枝は根本から切り落とします。
③細かい枝葉を切って樹形を整える
不要枝を切り落としたら、最後は細かい枝葉を切り取って樹形を整えます。
樹形を整える前にもう一度全体のバランスを確認しておくと、樹形を綺麗にしやすいです。
強剪定(大透かし)の場合
強剪定の実施時期は、樹木の休眠期から成長期直前の間です。太い枝を切り落とす強剪定は木に与える負担が大きいため、成長期の実施は避けます。
成長期の樹形をイメージして、伸ばしたくない方向に生えている太い枝を切り落とします。
引用元:写真AC
弱剪定(小透かし)の場合
成長期に日当たりや風通しの悪さが気になる部分で実施します。邪魔なところに生えている細い枝を切り落としていきます。
弱剪定の場合、太い枝を切り落とすのは厳禁です。
引用元:写真AC
透かし剪定の依頼はガーデンサポートあらかわまで!
今回紹介した透かし剪定は基本的な剪定方法ですが、樹木の種類によって剪定時期が異なるため、慣れていないとかえって庭木を弱らせてしまう可能性があります。
ガーデンサポートあらかわでは庭木に合わせた剪定を行っています。
秋田県内のお客様は見積もり無料ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください!
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